「便利」や「キレイ」と引き換えに失うものもあるのかも…
Posted by 安達 かおる
現在の場所に事務所をかまえて早30年。多少の雨なら小走りで往復できたすぐそこの赤ちょうちん 焼き鳥屋 文房具店 銭湯 etc がここ数年でどんどん高級マンションへの建て替えがすすんでいる。いわゆる再開発である。再開発によって、長年親しんだ風景や人々が失われていく様子を目の当たりにすると、言葉にならない寂しさを感じます。
馴染みの商店がなくなり、代わりに高層マンションが建つ。そうした変化は、便利さやきれいさと引き換えに、これまで地域に根付いてきた「人と人とのつながり」を失わせているように感じられます。一日何度も交わしていた笑顔や挨拶が、当たり前でなくなるのは本当に寂しいことです。
再開発がもたらす街の「きれいさ」と、そこに暮らす人々の「温かさ」は、必ずしも両立できないものではないと思いますが、気が付けば「昔はよかったな」と「ありきたりな」言葉をつぶやいていた昭和生まれのノスタルジックなおじさんのつぶやきでした。
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